その症状は筋膜リリース効果の証し?好転反応の正体を徹底解説します!
「痩せたい!」
「頑固な肩こりを何とかしたい!」
「冷え性などの体質を改善したい!」
そんな悩みには『筋膜リリース』が効果的なのはご存じでしょうか?
筋膜リリースとは?
筋肉を包んでいる筋膜と呼ばれる膜をときほぐす(リリース)することで
代謝を促進→痩せやすい身体へと導くことができる!
さらには肩こり、腰痛、冷え性の改善も期待できる!
このように私達の身体に様々な嬉しい効果をもたらしてくれる筋膜リリースですが、実は施術後一時的に身体の不調を訴える人がいます。
この不調を東洋医学では『好転反応』と呼んでいます。
そこでこの記事では、好転反応が起こる原因や症状、対処法、揉み返しとの違いなどをわかりやすく解説していきたいと思います。
好転反応とは?その原因や症状、症状が続く期間はどれくらい?
ではまず、好転反応とは一体何なのかをみていきましょう。
好転反応とは
筋膜リリースなどの何等かの施術を受けた際
身体のバランスを整えるために起こる症状のこと
もう少しわかりやすく言うと、筋膜リリースなどの施術によって
歪んでいたり癒着していたりしていた筋膜が正常になる
→溜まっていた老廃物や滞っていた血液が一気に身体中に流れ込んだり排出されたりする
→身体がビックリしてだるさや眠気など不快な症状を一時的に引き起こす
というものです。
主な症状
ではこのように身体が悪い状態から良い状態に戻ろうとする時に引き起こされる好転反応の症状にはどのようなものがあるのでしょうか?
以下にまとめました。
·だるい等の倦怠感、眠気、発汗、発熱などの全身症状
·便秘、下痢、吐き気、腹痛などの消化器症状
·頭痛、頭が重い、ふらつく等の頭の症状
·湿疹、吹き出物、かゆみ、赤みなどの皮膚症状
·局所の痛みやしびれ、痛む部位の移動
注意点
ここで注意していただきたいのが、
身体の一部分にしか施術を受けていない場合でも、全身症状としての好転反応が起きうるということです。(血液や老廃物は全身を巡るため)
また複数の症状が同時に起こる人もいれば、何の症状も出ない人もいたりと、非常に個人差が大きいものです。
ただ個人差はあるとはいえ、この好転反応の症状は、2~3日或いは数日で消失するものです。
①不調な状態と並行して、良くなる症状も確認できる場合
②我慢できる程度の軽度の不調或いは不快な症状の場合
①②のような場合は好転反応である場合が多いですが、軽度の症状でも数日経っても症状が改善されず長引く場合は医療機関への受診をして下さい。
好転反応の症状は4ステップ
好転反応の症状は4つのステップを経て回復へと向かいます。
ステップ1 弛緩反応
今まで悪かった部位が本来の機能を回復しようとする最初の段階。
身体の機能や自律神経が身体をバランスのとれた状態にもってこようとします。
<主な症状>だるさ・倦怠感・眠気など
ステップ2 過敏反応
慢性的に不調だった身体の状態が覚醒し、身体の状態は慢性の前の急性期の状態へと戻ります。
そのため最も状態の悪い部分が現れ、そこが良くなるとまた違う悪い部分へと痛みが移動していくような現象がおこります。
<主な症状>便秘・下痢・腫れ・痛み・痛みの移動など
ステップ3 排泄反応
細胞が活性化されることで、身体の中で解毒作用がおこり、老廃物や疲労物質などの分解·排泄機能が活発化されます。
<主な症状>吹き出物・発疹・肌荒れ・濃い尿・目やになど
ステップ4 回復反応
滞っていた血流が改善され、汚れた血液が一時的に体内へ流れる段階。
この汚れた血液が浄化され、キレイな血液により血流の良くなった身体は、新陳代謝を高め正常な状態へと生まれ変わっていきます。
<主な症状>発熱・吐き気・動悸など
好転反応と揉み返しの違いは?
もう一つ、好転反応とよく似た症状を引き起こす場合があります。
それがいわゆる『揉み返し』というものです。
好転反応と揉み返しの一番の違いは
好転反応…身体が良い状態に戻るための反応
揉み返し…『身体のアラートサイン』
つまり、揉み返しは身体にとって悪い反応だということです。
揉み返しとは…
強い刺激で筋繊維が傷ついたり、筋膜が炎症を起こしたりすることによって
痛みや腫れ、赤み、だるさなどを引き起こすこと
この揉み返しを繰り返すと、筋繊維の修復の過程でよけいに筋膜が凝り固まってしまい、患部はさらに悪化してしまいます。
このように好転反応と揉み返しでは症状は似ていますが、身体が受ける効果は180℃異なるものといえます。
この2つの区別は個人差もあるので非常に難しいのですが、一般的には
●揉み返し:身体の一部分に対する症状(患部の腫れや痛みなど)が多い
●好転反応:一部分の不調に加え、だるさや倦怠感や発熱など全身症状が出る場合が多い
とされています。
ちなみに自分の症状が揉み返しによるものだと感じた場合は、患部を30分おきにアイシングすることが筋膜や筋繊維の炎症をとることに繋がりますので有効です。
好転反応の正しい対処法とは?
最後に、好転反応によって起こる症状を少しでも和らげる対処法をお伝えします。
好転反応はアンバランスな身体の状態を正常な状態へ戻したり、身体に滞っていた老廃物を排泄するための反応であることから、その反応を手助けしてよりスムーズに回復へと導く行動をとることが一番の対処法となります。
具体的には以下の行動を心掛けてみて下さい。
①水分を沢山とる
常温の水やぬるま湯などをいつもより多めに摂取することで、体内の老廃物を排出し循環を促しましょう。
②温かい湯舟につかりリラックスする
発汗を促し新陳代謝を上げるとともに、深呼吸などをしながらゆっくり湯舟につかることで自然な身体の回復を促しましょう。
③横になる
発熱やだるさなどを感じる時は、無理をせず横になってゆっくりと身体を休めましょう。
④運動をする
いつもより少し多めにストレッチやウォーキングなどの運動をすることで、身体内の循環を促し、老廃物などを排出する手助けをしましょう。
ただし、発熱や倦怠感がある時は運動は控えて下さい。
まとめ
このように、好転反応は決して身体にとって悪いものではなく
身体を正常化するためにしっかりと効果を表している結果
だということがおわかり頂けたのではないかと思います。
施術後に上記のような症状が出た場合には、ぜひこの記事の内容を思い出して、対処法を実践してみてくださいね。
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